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のぼりをさした武将

のぼりの歴史

2019年12月19日
こんにちは。
「オーダーのぼりドットコム」店長の西山です。

今年も終わりに近づきましたね。
この時期になると寒くて、外出を避けたくなりませんか?

休日は買い物など出かけるようにしていましたが、
最近は寒くて外へ出るのが嫌になり、
家でテレビを観ることが多くなってきました。

そんな私は大河ドラマ「軍師官兵衛」にハマってしまい、
DVDを借りて朝から晩まで観続けております!

ドラマを観ていると
よく武士がのぼり旗を背中にさして戦っているシーンがでてきますが、
「のぼりはいつ頃からあったのだろう?」
と観ているうちにすごく気になってしまい、
ちょっとのぼりの歴史を調べてみました。

のぼりが歴史に登場したのは、
なんと邪馬台国の時代みたいです!

そうなんです、「卑弥呼様ぁー」の時代なんです。

「魏の国が耶馬台国の地位を保証する印として
称呂印綬を卑弥呼のために贈った戦うための旗」
と中国の魏志倭人伝に記述があるようです。

実はこの頃は「流れ旗」という掛け軸の様な形状で、
長い棒の上部から旗を垂らし、
風に流す形の旗だったようです。

流れ旗
<流れ旗>

武士が軍容を誇示したり、
自軍と敵軍との識別をおこなうための
軍事旗だったようですね。

たしかに、野原に大勢で戦っていると、
目の前にいるのが見方なのか敵なのか、区別するのは
難しいですよね。


室町時代に入ると一族間の争いが増え、
家紋も旗も同じなので、敵味方の区別がつかない!」という事から、
旗竿に結びつけることで流れ旗とは区別しだしました。

これが『のぼり』の原型となったようです!

縦にも固定することで旗が見やすくなり、
全国の武家へと徐々に広まり、
戦国時代にその需要が高まったようです。

こんな時代から実用的に使われていたという事は、
のぼりの視認性はとても高い証拠ですね。

戦国時代以降もお祭りや式典など
縁起のいいお祝い事にのぼりが利用され、
江戸時代になるとお茶屋さんでも使われるようになり、
現在の宣伝広告としての使用方法へと定着していったのです。

団子ののぼり width=
<お茶屋ののぼり>

こういった時を経て、
今では身近な存在で様々な場所で
集客を目的に用いられることが多くなったのぼりも、
昔は戦いに使われていたり多くの歴史が刻まれているのですね。

未だに大きく形を変えずにはためいているのぼり旗、
こんな長い間使われているのは、
他にないかもしれませんね。

こののぼりの長い歴史をしっかりと心に刻み、
これからも仕事に取り組んでいきたいと思います。

オーダーのぼりドットコム、
店長の西山がお届けしました!


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