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のぼりの裏抜けとは?

のぼりの裏抜けとは?裏面の色合いについて徹底解説!

2024年02月02日

先日、お客さまより「のぼりの裏面はどんな感じになるのですか?」とお問い合わせをいただきました。
確かに、裏面がどう染色されるのか気になりますよね。

「表と変わらない色合いなのか」「それとも薄っすらと色が付いているのか?」「そもそものぼりに表裏なんてあるの?」等、人によってイメージしているものがバラバラかと思います。

そこで今回のブログでは、製造部に属している常盤が、のぼり旗の裏から見える色合い、通称『裏抜け』について解説します。

筆者情報


のぼりの裏抜けとは?


のぼり旗の“裏抜け”とは、生地の表面から印刷した色の、裏面への浸透具合を指します。薄い生地にインクが浸透し、裏側からでも印刷面が見える状態のことです。

紙の印刷で『裏抜け』というと、汚れや滲み等の色トラブルを指し、不良として認識されますが、のぼり旗の場合は、裏までしっかりとインクを浸透させる必要があります。

文字が反転しているのぼり旗を見たことはありませんか?
あれはのぼり旗の裏面を見ていたということです。

のぼり表と裏の写真

裏抜けのおかげで、のぼりがクルクル回転して表示面が変わっても、デザインを視認する事ができます。
コスト面でも、片面印刷するだけで裏表どちらからでもメッセージを見ることができるので、費用対効果が高く、安価に生産できるのです。


のぼり旗の裏面はどんな色?


のぼり旗の裏面の色合いは、表と比べて約20〜30%ほど薄くなります。
※使用する色やデザインで、裏面の色の感じ方は変わります。

のぼりの表と裏の色合い

約20%〜30%の色で調整している理由は、100%インクを浸透させてしまうと、裏からインクが滲み出てしまうからです。


色を濃くしたいなら


どうしても裏面の色を濃くしたいなら『長持ちのぼり』がお勧めです。

印刷方法が昇華転写捺染という『染め』の方法で色を付けているので、発色が良く美しく仕上がります。

通常ののぼり旗と同じく、文字や柄は反転しますが、色は表も裏も同じ濃さで仕上がります。繰り返しになりますが、染め抜いているからです。

長持ちのぼり


両面まともに印刷するなら


文字や柄も反転してほしくない!という方は、『遮光スエード』という生地を使えば、両面まともに印刷することが可能です。

遮光スエードののぼり旗

ただし、こちらの生地は屋外での使用を推奨していません。それは、

●生地が重いので風になびきにくい
●生地が重いので横棒がお辞儀してしまう。風が吹くと折れてしまう可能性も。
●耐候性(色持ち)が悪い

といった理由からです。

なので使い方としては、展示会等の屋内でのご使用がお勧めです。
詳しくはコチラのQ&Aをご覧ください
両面のぼりは出来ますか?


前述の通り、使用する生地や印刷方法によって『のぼり旗の裏面の色』は変わります。
こんな時、どれを選べばいいの?等のご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。



また、それぞれの生地の裏抜けがよくわかる『生地見本帳』を無料でご用意しています。

生地見本帳

裏抜けの色合いはもちろん、生地の厚さや質感も手に取って確かめることが出来ます。
のぼり旗をご検討、ご注文の際はお気軽にご請求ください。

お気軽にご請求ください!



まとめ:のぼりの裏抜けについて徹底解説!


今回のブログでは、のぼり旗の裏抜けについて解説しました。

●裏抜けとは、インクの浸透具合を表現する言葉
●生地や染色方法によって、裏抜けの色合いは変わる
●裏抜けの色の薄さが気になるのであれば、長持ちのぼりがオススメ!

のぼりの裏面の色合いについて、理解が深まりましたでしょうか?
ご不明点などあれば、お気軽にお問い合わせください♪

お電話でもご相談承っております。

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プロフィール
管理者:オーダーのぼりドットコム店長@辻本
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2008年入社にデザイナーとして入社。カラーコーディネーター1級。
現在はご注文、お問い合わせ対応など、お客様窓口を担当しています。
ブログでは、のぼりを購入する前に読んでおきたい情報や、デザインや配色について等、読んでくださった方に安心してのぼりを製作頂けるような記事を執筆しています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。とことんお付き合いいたします!
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