商店街の低迷が問題になってから、商店街と行政ではさまざまな対策をしてきました。たとえば、シャッターにアートを施したり100円商店街やウォークラリーを開催したり、チャレンジショップ事業やオリジナルブランドの開発という具合です。
そんな商店街に、のぼりは欠かせません。商店街全体を盛り上げ、働いている人を元気にしてくれるからです。通りかかった人たちも、風になびくそれやお店の人の声掛けに、つい寄り道したくなるでしょう。
普段、「お買い物は○○商店街で」というのぼりを立てていたなら、時期によって「新入学・新生活応援セール」や「歳末大売出し」、「ポイントアップ祭」などのイベント用に交換してみましょう。こうすることで、季節感や目新しさを出すことができます。その際、「現金つかみ取り」や「福引・1等海外旅行」など、お得を感じられる言葉も入れられれば一層購買意欲がわくでしょう。
ポイントは、年中同じものを出しっぱなしにしておかないことです。年中目にしていると、お客様もその風景に慣れてしまい、のぼりの効果が半減してしまうからです。また、あまりにも汚れたものや、破れているものは、見る人にマイナスの効果を与えてしまいます。ときどき、汚れや破れもチェックしてください。