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テトロンツイルVSテトロンポンジ 〜1枚ののぼりを長く使いたい方へ〜
2023年05月11日
弊社で取り扱うのぼり旗の生地ラインナップはいくつかございますが、今日は長持ちのぼりで使われている「ツイル」について詳しくご紹介します。
こう言うと、
「のぼり旗の生地と言えばテトロンポンジじゃないの?」
と思われるかも知れません。よくご存じで!
まさにその通りで、世の中にあるのぼり旗のほとんどは「テトロンポンジ製」です。
当店が「長持ちのぼり」をラインナップしている関係でテトロンポンジ以外の生地でのぼりを作るケースは増えていますが、それでも比べものになりません。圧倒的に「テトロンポンジ」が多いです。
どうしてこんなにのぼりの生地に「テトロンポンジが使われるのか?!」については、こちらのブログで詳しく書かせていただいていますので良かったらご覧ください。
【関連記事】
のぼりの生地「テトロンポンジ」とは?
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要するに、
「テトロンポンジは生産コストが安くつくので、一枚の単価が安い!」
ということです。
しかも数を作ればどんどん安くなります。例えば100枚作ると@800です(サイズ600×1,800oの場合)。
なのでチェーン店や不動産会社様などで100枚単位で年に何度も同じものを注文するような場合だとポンジがお得というわけです。
ツイルとポンジの違い
一方の「ツイル」は、果たしてどんな生地なのでしょうか。ポンジと違ってどんな使い方がお勧めか、詳しく見ていきましょう。
ツイルの生地が一番よく使われているのは、社旗や団旗、国旗といった『旗』です。旗の生地として最も使われています。
このような『旗』には、
・風によく靡く(ほどの「軽さ」が必要)
・それでいて(軽いにもかかわらず)風に対する「耐性」もある
つまり、軽さと耐性という相矛盾する要素が必要。ツイルが旗に最も使われているということは、これらの要素を最も持ち合わせているということです。
つまり「のぼり」にピッタリの生地というわけです。
同じポリエステル製ではありますが、消耗品とされるのぼりに使われる「テトロンポンジ」と比べると、以下のような違いがあります。
@厚みが違う
*1:デニールは糸の太さの呼称で、9,000mあたり1グラムの糸を1デニールと呼びます。従って75デニールは9,000mあたり75グラムの糸です。
分かり易く端的に言ってしまうと、織っている糸の太さが2倍なので、厚みも比重も2倍ということです。
厚みが違いますから当然、生地の丈夫さが違います。
テトロンポンジをお使いの方ならよくご存じかと思いますが、出しっ放しの状態だとだいたい3ヶ月くらい経過すると痛んできますよね?
のぼりの使用環境によって変わってきますが、それに対してツイルはおよそ1年は持ちます。それくらい丈夫です。
A厚いので透けない
テトロンポンジは「薄い」と形容されることが多いですが、同じくらい「透ける」もよく言われます。透けると色が薄く見えますから「思ってたより色が薄い」と言われることも。それに対しツイルは生地が厚いので透けません。「百聞は一見に如かず」です。
もちろん右がツイルののぼりです(左がテトロンポンジ)。全然違うのがお分かり頂けるかと思います。
B発色が違う
発色が違うのは印刷方法が違うからです。正確には「印刷」ではありません。テトロンポンジの場合はダイレクト昇華印刷という「印刷」ですが、ツイルは昇華転写捺染という「染め」になります。【関連記事】
のぼりに使われる「テトロンポンジ」生地とは?
こちらのblogで、裏が白いスエードののぼりの写真をご覧いただきましたよね。生地が厚いと印刷してもインクが裏面まで届かないと。ツイルも同じです!だから印刷では駄目なんですね。のぼりに使われる「テトロンポンジ」生地とは?
昇華転写捺染とは
転写紙にのぼりの表の柄とそれを反転させた裏面の柄を2枚印刷し、表と裏からツイルを挟み込んで200度の高熱をかけて両面から転写する方法。転写紙のインクが固体から気体にかわり(昇華)、ツイルの生地に入り込んで染まるという仕組み。
転写紙にのぼりの表の柄とそれを反転させた裏面の柄を2枚印刷し、表と裏からツイルを挟み込んで200度の高熱をかけて両面から転写する方法。転写紙のインクが固体から気体にかわり(昇華)、ツイルの生地に入り込んで染まるという仕組み。
これによって表はもちろん裏面も綺麗に印刷されます(何度も恐縮ですが「印刷」ではありません、あくまで「染め」です)。もちろん裏面の色も表と変わりませんからご安心下さい。
しかも「染め」ですから「印刷」と比べものにならないくらい発色がよく、美しいのぼり旗に仕上がります。
どちらが「テトロンポンジ」で、どちらが「ツイル」か、言うまでもないでしょう。
価格
ここまで見てきた通り、数々のメリットがあるツイルののぼりですから(なんと言っても丈夫で長持ちするのですから)、テトロンポンジ製より高いのはなんとなく想像できるかと思います。実際高いです。
例えば、のぼり1枚だけ注文した場合の価格は、
・ポンジ 4,600円
・ツイル 9,800円
※W600×H1800mmサイズの場合
ここで、テトロンポンジ製ののぼりを4ヶ月毎に1枚計3回注文する場合の1年間にかかるコストをシュミレーションしてみましょう(先にも書いた通り、テトロンポンジ製ののぼりはおよそ3ヶ月で宣伝効果がなくなるくらい消耗します。ここでは4ヶ月としてみました)。
■通常のテトロンポンジ製のぼりを年に3回×1枚/回注文した場合
@4,600×3回=13,800円
■ツイル製の長持ちのぼりは1年は持ちますので(弊社実験結果)、1枚注文した場合
@9,800×1回=9,800円
いかがでしょう。
このようなケースでしたら決して高いとは言えず、むしろコスパ(コストパフォーマンス)が良いということになります(4,000円のお得)。それでいて発色も良いし透けてもない。要するに美しいわけです。
もちろんご商売は1年で終わりということはないでしょう。つまり、2年、3年とこれを繰り返す度に、累計のコストは×2、×3と拡がっていくことになります。
まとめ
ここまで、テトロンポンジとツイルのそれぞれの生地特性を見ながら、ツイルの優位性について書いてきました。
強引かも知れませんがまとめると、
のぼり旗を消耗品としてジャンジャンお使いになる場合
⇒テトロンポンジ製の通常のぼり
1回の注文は少なくてそれを長く使いたい場合
⇒ツイル製の長持ちのぼり
をお勧めします。⇒テトロンポンジ製の通常のぼり
1回の注文は少なくてそれを長く使いたい場合
⇒ツイル製の長持ちのぼり
通常のぼりの詳細はこちら
https://www.order-nobori.com/product/nobori/
https://www.order-nobori.com/product/nobori/
長持ちのぼりの詳細はこちら
https://www.order-nobori.com/product/durable/
https://www.order-nobori.com/product/durable/
実際の生地が見たい!という方へ
ツイルの写真をご覧いただき、その良さはなんとなくご理解いただけたとは思いますが、それでも実際の生地をご覧いただいた方が安心です。
当サイトでは、お客様が実際の生地を手に取ってご確認いただけるよう、無料の『生地見本帳』をご用意しています。大きさはA5サイズで5種類ののぼり生地が入っています。もちろんツイルも。
しかも生地見本帳は単なる無地の生地サンプルではなく、それぞれの生地に45色を印刷していますので色見本帳としてもお使い頂けます。お気軽にご請求ください。
生地見本帳は無料で差し上げるものですがサイズがA5ですので、のぼりサイズとして確認するには小さすぎてよく分からない!とたまにお客様に言われることがあります。そのような方には現物のぼりの貸し出しも行っています。
生地見本帳請求フォームのご質問内容欄に、「ツイルの現物のぼり貸し出し希望」と書いて頂ければ無料でお送りいたします。ただし申し訳ありませんが返却時の送料だけご負担下さい。貸出期間は2週間です。
オーダーのぼりドットコム、昇華転写捺染担当の小椋がお届けしました。
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お客様の要望をベースに作り上げていく、オリジナルののぼりや旗、幕、のれん、看板を、6つのインターネットショップを通じて受注、全国に製造販売。
SNSでは、お客様の事例や最新情報、知って得するお役立ち記事を配信しています。
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管理者:オーダーのぼりドットコム店長@辻本
2008年入社にデザイナーとして入社。カラーコーディネーター1級。
現在はご注文、お問い合わせ対応など、お客様窓口を担当しています。
ブログでは、のぼりを購入する前に読んでおきたい情報や、デザインや配色について等、読んでくださった方に安心してのぼりを製作頂けるような記事を執筆しています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。とことんお付き合いいたします!
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