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のぼり旗が破れてしまった時の応急処置

のぼり旗が破れた時の補修方法|応急処置の道具もご紹介

2023年08月18日

こんにちは、製造の常盤です。

いつもお昼は会社の近くのコンビニへご飯を買いに行くのですが、短い距離でも様々な場所にのぼり旗がはためいています。

そんな中、ひときわ異彩を放っているのがボロボロののぼりです。
ぼろぼろののぼり
職業柄かもしれませんが、ボロボロののぼりや巻き上がってしまったものを見つけると、つい「あー・・・」と何とも言えない声が出てしまいます。
せっかく広告のために出しているのに逆効果になってしまいますよね。

のぼりが破れてしまった場合、どんどん裂け目が広がり見た目が悪くなってしまいますので、基本的に『買い替え』をオススメしております。

ですが、「短期的に…」と応急処置で済ませたい場合もありますよね。
流石に先ほどの写真ののぼりは処置できませんが、↓これぐらいの裂け具合ですと補修できます。
破れたのぼり

今回のブログでは自宅にあるものや100均で売っている道具で、破れたのぼり旗を補修する方法を解説します。


のぼり旗が破れてしまった時の補修方法



自宅にある道具を使う場合


出来れば自宅にあるような道具で補修したいですよね。工具箱に入っているアイテムで応急処置してみました。


●木工用ボンド


工具箱に入っている木工用ボンドを試します。
木工用ボンドとのぼり

破れている部分にボンドを付けて重ねます。そして20分ほど乾かします。
ボンドでくっついたのぼり

乾いた後は風になびかせてみたり、手で強めに破れている部分を引っ張ったりして強度を確認しました。
試した結果、相当強い力が加わっても取れることは無さそうなのが分かりました。

注意点があるとすれば、木工用ボンドは水溶性なので、長時間水に触れたりすると溶けてしまいます。
水気がなく雨が降っていない時の補修方法であることをご了承ください。


●OPPテープ


次はOPPテープを試します。
OPPテープとのぼり

テープを破れているところに貼るだけなので一瞬で出来ました。

しかし早く貼れたはいいものの、すぐに剥がれてしまいました。
剥がれたOPPテープ

それはなぜかと言うと・・・のぼりの生地には綺麗に印刷できるよう表面に特殊なコーティングをしている為、市販のセロテープやガムテープはくっつかず剥がれてしまうんですね。
いくら粘着の強いOPPテープでも、補修に向かないことが分かりました。


100均のアイテムを使う場合


先ほど紹介した道具がない、買いに行くにもあまりお金はかけたくない、という方に100均でも手に入る応急処置アイテムをご紹介いたします。


●布補修用テープ


こちらはアイロンで固めて使う補修テープです。『アイロン粘着テープ』といった名称で、手芸コーナーに陳列されています。
アイロンテープとのぼり

使い方は破れている部分にテープを張り、
アイロンテープをのぼりに張る

両面テープのようになっているので、上の剥離シートをはがし、破れている部分同士を貼り合わせます。
その状態で上からアイロンでゆっくり熱を加えると…
アイロンテープでくっついたのぼり

このように貼り合わせることが出来ます。
強度も十分なので、一時的な補修としては使えそうですね。

アイロンテープは水には強いのですが、代わりに高温の熱には耐えられません。
とても暑くなるような環境では、使うとテープが溶ける可能性があります。


●手芸用ボンド


100均で販売されている手芸用のボンドを試してみます。こちらも手芸コーナーに陳列されています。
手芸用ボンドとのぼり

こちらも木工用と同じく、破れている部分にボンドを付けて重ねます。
そして20分ほど乾かします。
ボンドでくっついたのぼり

結果は木工用ボンドと同じくらいの強度で、一時的な補修としては十分でした。

ただ、こちらも水溶性なので、長時間水に触れると溶けてしまう恐れがあります。


●手縫いで補強縫製


最後にご紹介するのは手縫い縫製です。裁縫道具も100均で揃えることができます。
あて布と糸と針

まず、あて布をのぼりの裏側から当てます。
この時にあて布とのぼりを固定するために両面テープを張り付けておくと次の縫製がしやすいです。

その後、破れている箇所を縫製します。
あて布とのぼりを縫っていく

縫製するとこんな感じで仕上がりました。
手縫いが終わったのぼり

強度は全く問題なく水にも熱にも強いので、少しでも長持ちさせたいときには補強縫製するのがオススメです。
とはいえ、ボンドやアイロンテープと比べると行う工程が多いので、やや難しいかもしれません。


今回の調査結果はコチラです。

○ 木工用ボンド
×  OPPテープ
○ 布補修用テープ
○ 手芸用ボンド
◎ 手縫いで補強縫製

OPPテープ以外は、短期間であれば応急処置で使えることが分かりました。

ただ、今回行った補修方法はあくまで一時的なものですので、本格的に破ける前に買い替えをお勧めします。


のぼりが破れにくくなる方法


せっかくなので、買った時からできるだけ長持ちする方法を、最後にご案内しますね。

周囲を補強縫製


のぼりの周囲を補強することで破れにくくできます。
四辺三つ巻縫製

ヒートカット加工という、熱で繊維を溶かしほつれにくくする加工も有効ですが、四辺を三つ巻縫製する加工が一番強度が高いです。

オーダーのぼりドットコムでは「下辺三つ巻」が標準仕様で、オプションで「長辺三つ巻」「上辺三つ巻」「四辺三つ巻」をお選び頂けます。

オプション選択画面

障害物がない場所に設置する


補強以外の対策として、のぼりがなびいた時に障害物に当たらない配置にすることも大切です。

コンクリートブロックや植え込みの木、金網等は破れやほつれの原因になります。

障害物一覧

のぼりがこうした障害物に擦れると劣化するスピードが速くなりますので、のぼりの周囲には何もない状態で立てましょう。


使わない時は屋内で保管


使用していない時も出しっぱなしだと、当然劣化スピードは速くなります。
雨風は勿論、太陽の紫外線も劣化の原因です。

使わない時は出来るだけ屋内で保管するようにしましょう。


まとめ:のぼり旗が破れてしまった時の補修方法


今回は身近にあるものや、簡単に手に入るアイテムでのぼりを補修する方法をお伝えしました。
少しでもお役に立てることが出来れば幸いです。

上記の対策をしつつそれでも破れてしまった時は、のぼりの使用状況に応じてボンドやアイロンテープ、手縫いを駆使して補修をしましょう。
ただし、どれも一時的な応急処置として捉えてください。

補修が出来た後はさらに破けるまでに新しいのぼりを購入するのがオススメです。

新しいのぼりの購入はコチラ

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管理者:オーダーのぼりドットコム店長@辻本
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2008年入社にデザイナーとして入社。カラーコーディネーター1級。
現在はご注文、お問い合わせ対応など、お客様窓口を担当しています。
ブログでは、のぼりを購入する前に読んでおきたい情報や、デザインや配色について等、読んでくださった方に安心してのぼりを製作頂けるような記事を執筆しています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。とことんお付き合いいたします!
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