のぼりの裏抜けとは?裏面の色合いについて徹底解説!

のぼりの裏抜けとは?裏面の色合いについて徹底解説! のぼりの製作、生地について
のぼりの製作、生地について

先日、お客さまより

お客様
お客様

のぼりの裏面はどんな感じになるのですか?

とお問い合わせをいただきました。

確かに、裏面がどう染色されるのか気になりますよね。

「表と変わらない色合いなのか」「それとも薄っすらと色が付いているのか?」「そもそものぼりに表裏なんてあるの?」等、人によってイメージしているものがバラバラかと思います。

そこで今回のブログでは、製造部に属している常盤が、のぼり旗の裏から見える色合い、通称『裏抜け』について解説します。

筆者情報

のぼりの裏抜けとは?

のぼり旗の“裏抜け”とは、生地の表面から印刷した色の、裏面への浸透具合を指します。薄い生地にインクが浸透し、裏側からでも印刷面が見える状態のことです。

紙の印刷で『裏抜け』というと、汚れや滲み等の色トラブルを指し、不良として認識されますが、のぼり旗の場合は、裏までしっかりとインクを浸透させる必要があります。

文字が反転しているのぼり旗を見たことはありませんか?
あれはのぼり旗の裏面を見ていたということです。

のぼり表と裏の写真

裏抜けのおかげで、のぼりがクルクル回転して表示面が変わっても、デザインを視認する事ができます。
コスト面でも、片面印刷するだけで裏表どちらからでもメッセージを見ることができるので、費用対効果が高く、安価に生産できるのです。

のぼり旗の裏面はどんな色?

のぼり旗の裏面の色合いは、表と比べて約20~30%ほど薄くなります。
※使用する色やデザインで、裏面の色の感じ方は変わります。

のぼりの表と裏の色合い

約20%~30%の色で調整している理由は、100%インクを浸透させてしまうと、裏からインクが滲み出てしまうからです。

色を濃くしたいなら

どうしても裏面の色を濃くしたいなら『長持ちのぼり』がお勧めです。

印刷方法が昇華転写捺染という『染め』の方法で色を付けているので、発色が良く美しく仕上がります。

通常ののぼり旗と同じく、文字や柄は反転しますが、色は表も裏も同じ濃さで仕上がります。繰り返しになりますが、染め抜いているからです。

長持ちのぼり

両面まともに印刷するなら

文字や柄も反転してほしくない!という方は、『遮光スエード』という生地を使えば、両面まともに印刷することが可能です。

遮光スエードののぼり旗

ただし、こちらの生地は屋外での使用を推奨していません。それは、

●生地が重いので風になびきにくい
●生地が重いので横棒がお辞儀してしまう。風が吹くと折れてしまう可能性も。
●耐候性(色持ち)が悪い

といった理由からです。

なので使い方としては、展示会等の屋内でのご使用がお勧めです。

詳しくはコチラのQ&Aをご覧ください

前述の通り、使用する生地や印刷方法によって『のぼり旗の裏面の色』は変わります。
こんな時、どれを選べばいいの?等のご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また、それぞれの生地の裏抜けがよくわかる『生地見本帳』を無料でご用意しています。

生地見本帳

裏抜けの色合いはもちろん、生地の厚さや質感も手に取って確かめることが出来ます。
のぼり旗をご検討、ご注文の際はお気軽にご請求ください。

\お気軽にお申し付けください/

まとめ:のぼりの裏抜けについて徹底解説!

今回のブログでは、のぼり旗の裏抜けについて解説しました。

まとめ
  • 裏抜けとは、インクの浸透具を表現する言葉
  • 生地や染色方法によって、裏抜けの色合いは変わる
  • 裏抜けの色の薄さが気になるのであれば、長持ちのぼりがオススメ!

のぼりの裏面の色合いについて、理解が深まりましたでしょうか?
ご不明点などあれば、お気軽にお問い合わせください♪

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