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教えて!のぼりQ&A

色持ち(耐候性)が良い色、悪い色について教えてください。

ご使用環境によって変わるため、一概に「○色が色持ちが良いです。●色が悪いです」とは言いにくいのですが、弊社で色の耐候テストを行った結果がございますので、ご紹介します。

ちなみに弊社は兵庫県姫路市に位置しており、極端に暑くも寒くもない気候です。海辺でも山の中でもなく、ごく一般の住宅街での結果となります。環境が変われば結果も異なりますので、あくまで目安としてご参照いただければ幸いです。

弊社の玄関前で1年間、色マスを印刷したのぼりを立てて実験しました。
耐候性実験ののぼり


こちらがその実験結果です。↓↓↓

のぼりの耐久性実験(暖色)

結果としましては、【赤】【ピンク】【オレンジ】には大きな退色・変色はありませんでした。また、【黒】や【黄】も少し薄くはなりますが、色持ちが比較的良い色と言えます。

色あせ具合が大きかった色は、【青】【紺】【紫】【緑】など、青系の色です。
のぼりの耐久性実験(寒色)

赤丸で囲んでいるこれらの色は、元々の色に比べるとかなり薄くなっています。

上記のことから、青の成分が入った色が退色・変色しやすいと考えられます。

家庭用のインクジェットプリンターもそうですが、一般に印刷は4色のインクを混ぜ合わせて全ての色を作ります。
C:シアン(水色)
M:マゼンダ(ピンク)
Y:イエロー(黄色)
K:ブラック(黒色)

例えば、シアンとマゼンダを1:1で混ぜると藍色になり、マゼンダとイエローを1:1で混ぜると赤色になります。

のぼりで使うインクの種類CMYK

青色の成分というのは「シアン」のことで、シアンが入った色は、退色・変色しやすいということになります。
赤系の色は「シアン」が入っていない上に、「マゼンダ」と「イエロー」が混ざった色でインクの量が多くなります。その分、退色・変色が遅くなります。


まとめますと、インクの量が多いほど退色・変色が遅くなるので、濃い色の方が長持ちする。その中でも赤系の暖色を使った方が長持ちするということになります。

のぼりによく使われる代表的な色をあげておりますが、デザインを考える上で、「この色はどう?」といったご不安がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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