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捺染プリントと昇華転写捺染では、どちらが色褪せに強いですか?

例えば、ツイル生地に捺染プリントしたのぼりと昇華転写捺染したのぼりを比べたとき、色褪せに強いのは昇華転写捺染のほうです。それはなぜかと言いますと・・・

捺染プリントは文字通り「プリント」なので、言わば生地の上にインクが載っかっている状態です。
捺染プリントのインクの状態

一方の昇華転写捺染は「染め」ですので、生地の中まで染まった状態なので、色持ちが幾分良いというわけです。



それだけではありません。他にも昇華転写捺染には捺染プリントに対して以下のような優位性がありますので、当社では長持ちのぼり長持ちスタイリッシュのぼりは、捺染プリントではなく昇華転写捺染で製作しています。

1)洗濯できる
上記の通り、捺染プリントはインクが生地の表面に載っている状態なので摩擦に弱く、洗濯ができません。手洗いをお勧めしています。それに比べて昇華転写捺染は染めですので摩擦に強く、洗濯もクリーニングも可能です。ただし他の物に移染する可能性がございますので、単独で洗っていただくようにお願いしております。また漂白剤もご遠慮ください。

2)納期が早い
たとえ製作枚数2枚でも2枚でも、捺染プリントの場合、色の数だけ版を作り、1色ずつ印刷して乾燥させる必要があるため、製作に最短でも1週間はかかります。
一方、昇華転写捺染の場合、捺染プリントのように版を作ったり乾燥させたりせず、プリントした転写紙を生地と重ね合わせて染めるだけなので、3日で仕上げることが可能です(弊社には、原稿確定後3営業日後出荷ができる特急便がございます)。

3)デザインの制約がない
捺染プリントは版を作って印刷する方法のため、細かい柄やお写真を印刷することができません。
一方の昇華転写捺染は、版を作らず転写紙に柄をインクジェットプリントする方式のため、細かい柄もお写真も印刷する(正確には印刷ではなく染めですが)できます。昇華転写捺染がデジタル染色と呼ばれる所以です。

4)色数による価格変更がない
捺染プリントは、繰り返し書いてきたように色の数だけ版を作りますので、色数によって価格が変わってまいります。
それに対して昇華転写捺染は版を作らず、転写紙にプリントしたものを生地に転写するだけですので、1色でも2色でも写真入りでも、色数関係なく価格は同じです。価格は基本、サイズと枚数によって決まります。少なくともデザインは関係ありません。

5)裏までしっかり染め抜いている
ツイルは生地が分厚いため、捺染プリントでは表から印刷しても裏までインクを浸透させることができません。
一方の昇華転写捺染は、裏まで染め抜きますので裏にもしっかりと色が付いています(ただし柄は反転します)。

以上のことから、弊社の長持ちのぼり及び長持ちスタイリッシュのぼりは、昇華転写捺染という方法で製作をしております。

こちらの昇華転写捺染についての動画も併せてご覧ください↓

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