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教えて!のぼりQ&A

のぼりの防炎加工はどのようにするのですか?

のぼりの防炎加工の方法についてご説明する前にまず最初に「防炎の定義」についてご説明します。

【防炎の定義】
防炎とは、繊維に着火した時、その部分が黒く焦げたり穴が開いたりするだけで燃え拡がらない性質のことを言い、この「燃えにくい性質」を、のぼりのような繊維製品に付与することを 「防炎加工」と呼んでいます。

「日本防炎協会」のサイトには下記のように記載されています。

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「防炎」は「不燃」とは異なり、あくまでも「燃えにくい」という性能を示す用語であり、繊維等が小さな火源に接しても容易に燃え上らず、もし着火しても 際限なく燃え広がらないことを意味しています。

「防炎とは、燃えにくい事象のこと。繊維などの可燃物の燃えやすい性質を改良して防炎性能を与えると、小さな火源(火だね:マッチ・ライター) に接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え拡がることはありません。こうした性能を「防炎性能」といいます。」

「日本防炎協会」
http://www.jfra.or.jp/index.html より引用

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【のぼりは防炎加工しなければいけないのか】
のぼりは、消防法では必ずしも防炎加工は義務付けられていませんので、一般的にはする必要はありませんが、使用する場所によっては義務付けられているところもあります。

それはどのような場所かといいますと、ガソリンスタンドや病院、百貨店などの大規模な集客施設等です。

ただ、悩ましいのは地域によっては、これらの場所以外でも必要な場合がございますので、 実務的には地元の消防機関にお問合せいただくのが最善かと思います。

もし、防炎加工が必要な場合は当店で取り扱いのあるのぼりに(生地によってはできないものもありますが)、1枚から防炎加工を施すことができます。
その際は、ぜひご相談くださいませ。

【のぼりの防炎加工 3つの方法】
では、ご質問の防炎加工の方法ですが、生地によって防炎の種類(やり方)が異なり、当店ではのぼりの種類や枚数等によって3つの方法を使い分けています。

以下それぞれの方法についてご説明いたします。

1)「先防炎」
一つ目の「先防炎」はもっとも一般的な方法で、あらかじめ防炎処理された生地(印刷前の原反の状態)に印刷する方法です。
印刷するより先に既に防炎加工されているということです。

弊社ではポンジ生地の、のぼり旗スタイリッシュのぼり、それから別途お見積りにはなりますがスウィングバナーPバナージャンボのぼりミニのぼりに防炎加工する場合、この方法になることがほとんどです。

防炎の種類としては、雨に少々濡れてもすぐに効果が落ちない「屋外防炎」で、ガソリンスタンド等で使用されています。

【先防炎ののぼり】
先防炎 のぼり
屋外防炎は、屋内でお使いでしたら半永久的に防炎効果があります。

屋外使用の場合は、色や生地自体の劣化に伴い防炎剤も徐々に取れていきます。
雨風などの当たり具合に大きく左右されますので一概に言えませんが、半年から二年を境に効果が薄れていきます。

同様に洗濯や水洗いしますと防炎効果は短くなりますので、ご承知おきください。

2)「後防炎」
二つ目は1)と反対で、印刷した(正確には染めた)後から、防炎剤に浸漬する「後防炎」です。
従いまして、この方法は余分に一週間かかります。

標準で防炎の設定がない長持ちのぼり長持ちスタイリッシュのぼりに防炎加工をする場合は、この方法になります。
(撥水クロスには防炎加工をすることができません。ご了承ください)

防炎の種類は「屋内防炎」です。
屋内向けの防炎加工ですので、雨に当たったり洗濯をしますと効果が全くなくなってしまいます。ご注意下さい。

【後防炎ののぼり】
後防炎 のぼり
3)「練り込み」
三つ目は捺染プリントする場合になりますが、捺染インクと一緒に防炎剤を練り込んで印刷する「練り込み」です。
捺染プリントですから、数量が多い場合になります。防炎の種類は「屋外防炎」です。

【練り込みの防炎のぼり】
練り込み 防炎のぼり
【防炎シール】
防炎加工されたのぼりには、その証明として事業者登録番号と登録確認機関名である「財団法人日本防炎協会」の文字が印刷された防炎シール(ミニのぼりは除く)が付きます。

貼る場所は、一般には裏面の右下か左下になります。
防炎シール
ミニのぼりにつきましては、防炎加工をしても防炎シールは付きません。
防炎シールが必要でしたら、別売(100円)でお付けできます。お気軽にお申しつけください。

【防炎シール】W90×H270mmのミニのぼりに付けた場合

シールをご入用の場合、ミニのぼりの下に貼り付けることになると思いますが、ミニのぼりは小さいですので
ご覧のように、デザインによってはかぶって見えなくなります。

防炎シールは、縦35×横60mmですので、ご承知おきくださいませ。

【その他の、防炎に関するよくある質問】
↓↓

 

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