集客と色の関係(紫色)

「色」は商品や会社を宣伝したり、
販売する上で重要な要素の一つです。

突然ですが、皆さんは東京スカイツリーのライトアップの色をご存知でしょうか?
2009年に公表されましたので有名な話かもしれませんね。
そうです、紫色です。正確には「水色」と「紫色」を1日ごとにライトアップします。
色のテーマは水色が「粋」、紫色が「雅」で、日本の和を表現しています。なぜ「紫」が日本の雅を連想させるのでしょうか?

日本人にとって紫がなぜ「雅」なの?

紫は「紫草(むらさき)」という植物の根を染料にしていました。
この植物は栽培が難しく、古くは貴重な色とされていました。また聖徳太子が定めた冠位十二階の制では、紫色が最高位を表す色であった歴史から私たち日本人は「身分の高さ」や「高貴」な印象を受けます。
伝統的・古典的なイメージもあり、「高貴なイメージ」と「伝統・古典的イメージ」が組み合わさって「雅」を感じる色に定着したのかもしれませんね。

紫色の効果

紫色は、「上品さ」「気品さ」を感じさせるので、相手によい印象を与える効果があります。しかし使いすぎると逆に下品に見えたりします。暖色である「赤色」と寒色である「青色」の2色の混合でできる色なので、静と動、情熱と孤独といった相反する複雑なイメージももっています。

青紫は上品で、性的なイメージもなくなり、和の印象が強いことから日本人に好まれやすいです。また高級感があり、落ち着いた風情が感じられるので、和風旅館や料理店ののれんや看板、ユニフォームの一部にお勧めです。古代紫のような暗い色にすると、より「和」のイメージになります。

あまり使いすぎると嫌らしくなってしまうので注意が必要。

紫を使った配色イメージ

豪華
豪華
エスニック
エスニック
エレガント
エレガント
セクシー
セクシー
可憐
可憐
派手
派手

同じ紫でも、その紫の色合いや組み合わせる色によって、いろんなイメージを作り出す事ができます。 是非ご参考になさって下さい。

日本の美の都というと真っ先に「京都」が思い浮かびますが、その京都の都市のイメージカラーが紫、また市営バスの方向幕やサッカーチーム京都サンガF.C.のチームカラーも紫です。

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