和物を手がける皆様へ。「ちりめんのぼり」は、いかがでしょうか?
2022年02月20日

昨年末に今年の干支の虎さんがついた「注連縄(しめなわ)」を買いました。
寅さんをよーく見てみると、『ちりめん(縮緬)』製ではないですか!

実は今年、お正月休みをずーっと
昼はおせちと庭づくり、昼はちりめん細工作り、夜はNetflix鑑賞
というスケジュールで動いていたので、
私の中で2022年は史上初「ちりめんブーム」がやってきているのです。
寅さんへのトキメキは最高潮でございます。

ここまでお読みいただいて、
「ちりめん」?と思われた方、
お魚ではなく、生地のことですよー↓

どうですか?この凹凸が織りなす美しさ!
『オーダーのぼりドットコム』では
お取扱いのない素材ではございますが、
姉妹サイト『オーダーのれんドットコム』では
『鬼ちりめん』という名前で取扱っております↓
https://www.order-noren.com/guide/material/

せっかく訪れた「ちりめんブーム」。
やり過ごすのはもったいないので、ネットサーフィンをしてみたところ、
なんと!兵庫県姫路市香寺町にある『日本玩具博物館』さんが
ちりめん細工の普及に努めていらっしゃるようです。
(ちりめん細工界の第一人者?)
会社からも、自宅からも、お近く・・・ということは『灯台下暗し』?!
この残念な事態から脱出すべく、ちりめん探究に
『日本玩具博物館』へ行ってみました↓
https://japan-toy-museum.org/

こちらの博物館は1号館から6号館までありまして、
全国から集められた数々のちりめん細工と本は、
入り口脇に集積されています。
全て手仕事なので、どの作品にも作り手の嗜好が現れていて
オンリーワンの素晴らしさ満載です!
ここでちょっと、ちりめん雑学をば。
「ちりめん」という生地は、
文献によると16世紀頃に関西周辺で生まれたそうです。
だから「浜ちりめん」や「丹後ちりめん」という
関西にゆかりのある商品名が多いのかもしれませんね。
シワにならず、伸縮性もバツグンというのが生地の特性で、
別名「クレープ織り」と称される通り、ふんわりとした風合いは
他の素材と一線を画す魅力なのではないでしょうか。
生地の構造を調べると、
縦糸にはほとんど撚り(←平たく言うと、俳優:中尾彬さんがお召しになる襟巻のネジネジ)
のない糸を使い、横糸は右・左に撚りをかけながら織りあげるよう。
こうすることで生地の表面には独特の凹凸が生まれます。
このデコボコを「シボ」と呼びます↓

この「シボ」にも種類がある奥深い生地のようでして、
「一越ちりめん」は、シボが細かい高級生地で、
横糸を2種類使用しているみたいです。
こちらは手芸店で買いました↓

「二越ちりめん」は、一越に比べるとシボが大きく、伸縮性がより高く、少々分厚めです。
それは右撚り糸と左撚り糸を2本づつ使うからのようです。
ちなみに100円ショップで買いました↓

さらにシボが大きいのが、弊社の「鬼ちりめん」です。
右撚り・左撚りの強撚糸を横糸にそれぞれ4もしくは6本づつ交互に打ち込んでいて、
耐久性はさらに強めのようです。
ちなみに、「風呂敷」や「ふくさ」、「化粧座布団」「幕」など仏事でよく見るのが、
鬼ちりめんのようです。
こと弊社の鬼ちりめんはポリエステル製なので、
他のちりめん生地よりも丈夫で、虫喰いの被害もなく、しなやかです!

知れば知るほど、ちりめんワールドに引き込まれてしまいました。
そんな人種は私だけでなく、世界各地にも点在しているようです。
かつて玩具として考案されたちりめん製の絵本は今、
「CHIRIMEN-BON」という名でオークションハウスでも扱われているようですよ。
世界が認める魅力的な日本の素材を、
せっかくなのでのぼりを作ってみてはどうかな?と今回
「ちりめんのぼり」を作ってみました。
正直、『のぼり』という商品枠を超えた、かなりのゴージャス価格です!
作り方は、「のれん(共チチタイプ)」と何ら変わりませんので。
でも唯一無二をお好きな方、
また和物を手掛けられる方、
に是非オススメしたいと思っております。
ジャーン!
皆様にオススメするため、サンプルを作ってみました↓

こちらの新商品「ちりめんのぼり」は、
サイズを「横400mm×縦1200mm」にしました。
というのも、
時代劇に出てくる『旅籠(はたご)』や『茶屋』みたいな
日本的な奥ゆかしさや素朴さが表現できるといいなぁーと思ったので。
【 特徴 1 】
ポンジほど透けないので、存在感があります↓

【 特徴 2 】
上記の写真の裏が、こちらのお写真です↓
「染め抜き」なので裏面もクッキリしています。

【 特徴 3 】
のぼり竿を通す部分も本体と同じ生地の「共チチ」なので統一感があります↓

それでは最後に、気になる価格をご紹介いたします。
●1枚:9,800円
●2枚:7,800円
●3枚:7,500円
●4枚:7,100円
●5枚:6,900円
●6枚:6,800円
●7枚:6,700円
●8枚:6,600円
●9枚:6,600円
●10枚:6,600円
※すべて送料・税は別途です。
※同一デザインの場合の1枚の単価です。
「のぼり」と考えると高めですが、
「縦長の看板」または「小さい日よけ幕」と考えてみてはいかがでしょうか。
店舗や提供するサービスにフィットした告知をすることの方が、
消費者や顧客からの好感度はアップすると思います。
私もかつては店舗に立っていたので、
ディスプレイによって消費者の反応が変わることは体感していました。
故に「ちりめんのぼり」は、「和テイスト」を打ち出したい方にとっては
イメージ戦略の一助になる新アイテムだと思っております。

まずは「鬼ちりめん」を手に取ってみてみたいという方は、
こちらから「生地サンプル請求」へどうぞ↓
※その際には「ちりめんのぼりを検討中」とお書きください。
生地サンプル請求
「鬼ちりめん」は知ってるから、注文してみよう!という方は・・・
ありがとうございます。
ただ残念ながら「鬼ちりめん」は、まだカート対応しておりませんので、
ここではデザインサンプルから注文する方法をご案内します。↓↓

お好みのデザインを選んだら一旦、「長持ちのぼり」を選択してください↓↓

原稿プラン選択ページの『その他ご要望』欄に「ちりめんのぼりを購入」、
ご希望サイズがあればサイズ等をご記入ください↓↓

商品の仕様(サイズ、生地、チチ)につきましてはそれぞれ一番上を
選択してください↓↓↓

そのままご注文頂ければ、こちらに届き次第、
係の者が速やかに正式なお見積りをお送り致します。
「ご注文の仕方が分からない」あるいは「このデータでちりめんのぼりを作りたい」等ございましたら
お問い合わせフォーム、または0120-896-092までお電話頂ければと思います。
半日かけて日本玩具博物館を巡ってみると、本当にいろんな玩具がありました。
なかには、ハクロマーク製作所でお作りできそうなアイテムが沢山ありました。
例えば、こちらのお船に掲げられているのは、
弊社でいうところの「連続旗」?

こちらは「ジャンボのぼり」?

今回の玩具鑑賞で、玩具はその時代時代の世相を写していることに気づきました。
私たちも後世で玩具化してもらえるアイテムを、
お客様と一緒にドンドン作っていけるといいなぁと思いました。
オンリーワンのものをお考えの方は、
まずはハクロマーク製作所へお声掛けくださいね!
Follow @hakuro_mark



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プロフィール
管理者:オーダーのぼりドットコム店長@辻本

好きなアーティスト?
Beatles、Stone Temple Pilots、UNICORN
趣味は?
音楽鑑賞、絵を描く事
好きな映画は?
「ドラムライン」「メメント」他
私の特徴を一言で!
温厚なロックマン(笑)
自慢できることは?
3年間皆勤
オーダーのぼりドットコムのご注文、お問い合わせなど、お客様窓口を担当しています。
お客様の思い通りののぼりが出来るよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思いますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。とことんお付き合いいたします!

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3年間皆勤
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