HOME > デザインするソフトについて > 【イラレ解説】手書き風文字を作る方法3選
手書き風・落書き風の文字を作る方法3選

【イラレ解説】手書き風文字を作る方法3選

2023年09月28日

こんにちは、ハクロマーク製作所の辻です。

今回は手書き風・落書き風文字を作る方法をご紹介します。
オシャレで可愛いデザインや、文字にアクセントを加えたい時に便利です。

イラストレーターのツールや効果を使って簡単に作れますので、是非とも最後までご覧ください。


イラレで手書き風の文字を作る方法3選


ラフ効果を使う方法


最初に『ラフ』の効果を使い、手描き風の文字を作ります。ゴシック体のような太い文字をベースに作ると加工がしやすいのでおすすめです。

文字の塗りは、後で編集しやすいようにアピアランスパネルで付けていきます。一旦塗りを『なし』にして、アピアランスで『新規塗りを追加』しましょう。
塗りなしの文字

塗りのないテキストを選んでアピアランスパネルで『新規塗りを追加』します。
アピアランスの新規塗り

「Fx」ボタン(塗り追加の横)を押して『パスの変形』→『ラフ』を選びましょう。
ラフの場所

ラフのオプションが開いたら、プレビューにチェックを入れて好きな見た目のところでOKをクリックします。
ラフのプレビュー


輪郭線が少しギザギザした印象になりましたね。線に手書き感がでて、少し優しい雰囲気になりました。

輪郭線にラフ効果がかかったフォントアレンジ

ゆるくて可愛い雰囲気の文字によく合います。ラフの効果1つでとても簡単に作ることができるので、色々と試してみてくださいね。


『落書き』機能を使う方法


続いて、『落書き』の効果を使った手描き風の文字を作ります。

さっきと同じように、アピアランスパネルで新規塗りを追加します。
新規塗りを追加

文字を選択したら『効果』→『スタイライズ』→『落書き』を選びます。
落書きの場所

次に、落書きオプションを設定します。ラフのときと同じように、プレビューにチェックを入れて、好きな形になるように調整しましょう。

調整が難しい場合は、スタイルの部分を変更するだけでOKです。例えば「手書き」や「ルーズ」などを選ぶと、スタイルに合わせて文字が変わります。
落書きのプレビュー

落書きオプションで作った文字が読みづらくなってしまった場合は、線を付けることで読みやすくなります。アピアランスパネルを使って、新規線を追加すればOKです。
文字に線を追加

落書きオプションの設定を変えると線の太さや傾き、線幅が変わって雰囲気も変わります。おしゃれなイメージや、可愛い文字も作れますので一度試してみて下さいね。


本物の手書き文字をイラレで書き起こす方法


自分で書いた文字や、書道家の先生に書いてもらった字をそのまま使いたい時は、今からご紹介する方法でillustratorに書き起こすことができます。

まずは使いたい文字を用意します。この時、書き起こす作業の手間削減するために、なるべく白い紙に書くことをおすすめします。
手書きの文字

プリンターを持っている場合は、紙をスキャンしてパソコンに取り込みます。
スキャン後の文字

※プリンターが無い方は、スマホで撮影した画像をメールやクラウドを使ってパソコンに取り込みましょう。メールで送る場合は、データサイズを縮小せずに、そのままパソコンに送信してください。その方が精密に再現することができます。


今は画像データですが、こちらをillustratorに取り込んでアウトラインが取れたデータに変換します。
画像を選択した状態で『ウィンドウ』→『画像トレース』を選びます。
トレースの場所

『画像トレース』の詳細設定は、初期設定のままでOKです。
プレビューを押すと確認画面が出てくるので、ここでOKを押します。
トレースのプレビュー

しばらく待つとトレースが自動的に完了します。終わったら上部メニューバーにある『拡張』を押しましょう。
拡張の場所

拡張後は、下画像のように黒と白の2色で分かれます。トレース後に不要な部分があれば消しておきます。
トレースの完成

ありふれたデザインののぼり旗ではなく、唯一無二のデザインがいいと思う方は、手書きの文字を使うことも1つの手です。ぜひ、トレース機能を覚えてくださいね。


手書き風の文字を使ったデザイン例


ラフや落書きの効果を使ったのぼりのデザインサンプルを2つ作ってみました。
デザインのレイアウト製作や、のぼり旗を作る際のたたき台に使ってください。

デザインその1



デザインサンプル1

手書き文字と言えば、黒板っぽい雰囲気が思い浮かんだのでそれらしいデザインを作ってみました。親しみやすさを感じてもらいたい時は、こういう遊び心のあるデザインも良いですね♪

デザインサンプルはこちら↓↓↓
「生徒募集中 (T13-02887)」のデザインサンプル


デザインその2



デザインサンプル2

ぱっと見せたい文字で落書きの加工をすると目を引きやすいですよね。文字量が多いときでも、良いアクセントになるのでおすすめです。

デザインサンプルはこちら↓↓↓
「1周年記念 Wポイント (T13-02888)」のデザインサンプル


イラレで手書き風の文字を作る方法:まとめ


今回のブログではイラレで手書き風の文字を作る方法をご紹介しました。

手書き風文字を作る時のポイント
●加工は文字が読めるぐらいに留める
●読みづらい場合は線を付ける
●本物の手書き文字を作る場合は、出来るだけ白い紙にはっきり書く

以上の3点を抑えておくと、綺麗で可読性の高い手書き文字が作成できます。

ラフと落書きの効果を使えば、元は普通のゴシック体でも違った雰囲気に変わりますので、オリジナリティ感のあるデザインを作りたいときに使ってみてください。

以上、ハクロマーク製作所の辻でした。


コメント

名前
メール
URL
内容

情報を記憶する
プロフィール
管理者:オーダーのぼりドットコム店長@辻本
プロフィール画像
2008年入社にデザイナーとして入社。カラーコーディネーター1級。
現在はご注文、お問い合わせ対応など、お客様窓口を担当しています。
ブログでは、のぼりを購入する前に読んでおきたい情報や、デザインや配色について等、読んでくださった方に安心してのぼりを製作頂けるような記事を執筆しています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。とことんお付き合いいたします!
<< 2023年 09月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事